初級

自動車用電気コネクタ設計者、使用者が頼りたいセミナー

初めてコネクタ関係を担当する方やコネクタを選択するにあたり、基本的な知識が必要な方を対象としております。基本的な名称や役割、評価内容などを習得します。

第1章.コネクタの基礎知識を習得したい。

 【1.1 コネクタ全般の基礎知識】    
 (1) 自動車用コネクタの種類 
 (2) コネクタの接続可能電線サイズと許容通電電流 
 (3) 自動車用の使用可能雰囲気温度、使用可能振動環境
 【1.2 コネクタの各種名称と内容】    
 【1.3 オス端子とオスハウジング、メス端子とメスハウジング】
 【1.4 端子の名称】
  ①ランスホール
  ②スタビライザ
  ③端子の呼び
  ④インスレーションバレル
  ⑤芯線圧着バレル
  ⑥セレーション
  ⑦接点(インデント)
  ⑧ビード(固定接点)
  ⑨後ベルマウス
  ⑩前ベルマウス
  ⑪カットオフタブ
  ⑫ベントアップ 
  ⑬ベントダウン
  ⑭キャリア
  ⑮リテーナ
  ⑯ハウジングロック
  ⑰ブリッジ
  ⑱涙マーク
  ⑲ハウジングロック解除ボタン
  ⑳ハウジングシールゴム
  ㉑電線用防水シールゴム栓
  ㉒ダミー栓(埋め栓)
【1.5 サーキットボード基板(PCB)用コネクタ】
  ㉓ボードロック
  ㉔アラメントプレート(タインプレート)
  ㉕リード端子
  ㉖プレスフィット
  ㉗PCB基板
  ㉘ネジ(スクリュー)
  ㉙ペグ
  ㉚ハンダクラック
  ㉛ランド
  ㉜フィレット
  ㉝ボイド
 【1.6 倍力機構】
  ㉞シーソーレバー型コネクタ
  ㉟回転レバー型コネクタ
  ㊲スライドレバー型コネクタ
  ㊳スライド&レバー型コネクタ
 【1.7 端子圧着部】
 (1) 各部の名称と解説
   ㊴バレル展開長
   ㊵セレーション長
   ㊶バレル長
   ㊷上型(クリンパ)
   ㊸下型(アンビル)
   ㊹Bクリンプ形状
   ㊺オーバーラップ形状
   ㊻千鳥形状
 (2) 圧着断面
   ㊼C/H(クリンプハイト)
   ㊽C/W(クリンプワイド、ワイズ)

第2章.市場で販売されているコネクタの良し悪しを確認し、採用を判断したい。

 【2.1 端子の外観・構造で確認ポイント】
 (1) メス端子が、箱型構造となっていない。
 (2) 向い合わせた端子(イヤンイヤン端子)
 (3) ピンポイント接点構造
 (4) 折り曲げで箱ができている形状端子
 (5) ステンレス(SUS)を導通目的で使用している端子
 (6) バネ部のRがつぶれているもの、R部にクラックが入っている場合
 (7) メス端子のBOX変形とかど部の曲げR
 (8) 端子のプレス方向と面取り
 (9) 端子の絞り部の割れ
 (10) セレーション
 (11) 電線芯線バレル長(バレル展開長ではない)
 (12) メス端子バネ部に過変形防止ストッパー
 (13) オス端子先端の面取り
 【2.2 コネクタハウジング】
 (1) 耐衝撃での破壊状況確認
 (2) 防水シール面の型割の有無
 (3) コネクタの反り
 (4) ハウジングロックのへたり
 (5) 外観上の状態
 (5)-1 ハウジングロックブジッジ形状
 (5)-2 抜き時の引掛かけリブ
 (5)-3 角部のR付け
 【2.3 感触による確認(組付けフィーリング 持ちやすさ 押しやすさ等)】
 (1) ハウジングへの端子挿入フィーリング
 (2) ハウジングへの端子方向規制確認
 (3) リーナの浮き量、作動位置
 【2.4 その他】
 (1) 防水ゴムの保持壁について
 (2) レバー式コネクタの仮係止と結合OKサイン
 (3) 防水ゴム栓
 (4) 防水コネクタハウジング材

第3章.コネクタメーカからの報告書の見方を知りたい。

 【3.1 コネクタ評価マトリックス】
 【3.2 試験項目】
 (1) 初期特性
 (2) 高温放置
 (3) 低温放置
 (4) 高温高湿放置
 (5) サーマルショック
 (6) 温湿度サイクル
 (7) プレッシャークッカー
 (8) 水中浸漬
 (9) 高圧洗浄
 (10) 塩水噴霧
 (11) 塩水凍結
 (12) 結露マイグレーション試験
 (13) 複合環境試験
 (14) 落下衝撃試験1
 (15) 落下衝撃試験2
 【3.3 測定項目】
 (1) 外観確認
 (2) 低電圧電流抵抗
 (3) 電圧降下
 (4) 絶縁抵抗
 (5) 耐電圧
 (6) リーク電流
 (7) 温度上昇
 (8) 端子単体挿入力
 (9) 端子単体離脱力
 (10) ハウジング端子挿入力
 (11) コネクタ挿入力
 (12) コネクタ離脱力
 (14) レバー操作力
 (15) 端子保持力
 (16) 首部強度
 (17) ハウジング保持力
 (18) 端子圧着部強度
 (19) PCBコネクタ保持力
 (20) リテーナ仮係止力
 (21) リテーナ保持力
 (22) レバーロック保持力
 (23) レバー仮係止保持力
 (24) カバー保持力
 (25) 防水シール性
 (26) はんだクラック
 (27) はんだ塗れ性
 (28) 落下衝撃荷重
 【3.4 試験レポートの見方、注意する点】
 (1) コネクタ評価の温度、通電条件
 (2) コネクタ評価の振動条件
 (3) コネクタ防水評価
 (4) 測定項目の測定値について
 (4)-1 低電圧電流抵抗
 (4)-2 低電圧電流抵抗値の目安
 (4)-3 機械的強度
 (4)-4 防水性能、防水シール性

第4章.確認評価は最低限、何を知れば良いか知りたい。

 【4.1 確認評価】
 【4.2 グループ毎の最低限の確認項目】
 (1) Aグループ
 (2) Bグループ
 (3) Cグループ
 (4) Dグループ
 (5) Eグループ
 (6) Fグループ
 (7) Gグループ
 (8) Hグループ
 (9) Iグループ
 【4.3 まとめ】

第5章.製造時に注意すること。管理することを知りたい。

 【5.1 全体の流れ】
 【5.2 各工程での知識と注意すべき内容】
 (1) 部品納入
 (2) 受け入れ検査
 (3) 保管
 (4) 圧着機へ端子SET、(5) 調整、(6) 確認、(7) 修正、(8) 設備点検、
 (9) 端子圧着、(10) 確認
 (11) 完成品の束ね
 (12) ハウジング端子挿入
 (13) リテーナ作動
 (14) 半挿入検出
 (15) 製品ASSY
 (16) 梱包
 (17) 輸送